妖魔に数々の恥辱を受けても相手を倒し任務を遂行してきた退魔士が、はじめて人間の悪意に晒されて狼狽する

タイトル:

新退魔士カグヤ2

キャラ:川澄カグヤ
原作:オリジナル
みどころ:
前シリーズで、町を支配する妖魔たちと戦い、数々の恥辱を受けながらもボスを退けた最強の退魔士カグヤが、こんどは人間の罠にハマり凌辱を受ける!
前巻で、会社社長の依頼で訪れた館に巣食う妖魔との戦いは、社長本人の仕掛けたもので、まんまと疲弊した彼女は拘束され、非力な普通の人間である社長に組み敷かれる。
人外との戦いには慣れていたカグヤだが、悪意を持った人間相手には対処方がわからず、困惑したまま媚薬責めに屈して、人間相手には性体験がないことを白状させられる。
それを知った社長は興奮し嫌がるカグヤをレイプする。そしてその後もなすすべなく何時間も続く拷問と陵辱。
始めての人間の悪意に翻弄され、対妖魔を上回る恥辱を与えられるカグヤの泣き叫ぶ姿が見もの。

まあその筋で知らない人はいないクリムゾン先生ですから、私が紹介するまでもないとも思いますが。
とはいえ「強い女が陵辱される」作品は数多いんですが、なかなかツボにはまるシチュエーションは少ないんですよね。
そもそも作品数が多過ぎて、有名な作家さんなのにフォローしきれない人も多いのではないかと。
このシリーズは上述もしたように退魔士のお話で、主人公は基本的に人外にヤられちゃうんですが、この巻だけは素の人間にヤられちゃうわけです。(対妖魔の作戦としてレズっぽいシーンはありましたが)それもシロウトの老人にいいように弄ばれる。
抜群の戦闘力を持っているのに、人間相手だとどうしていいかわからない。
霊力も疲弊しているので逃げ出すことも出来ない。人間は妖魔と違い、様々な道具や薬物を使って責めてくる(電撃責めまであり)。
そうするうちに、苦し紛れにどんどん恥ずかしい秘密も暴露させられてしまう。
そして「人間相手には処女だ」と知られた挙げ句、興奮した相手にその処女を奪われてしまうわけです。


妖魔相手にヤられるのもそれはそれで恥辱だったのだろうけど、非力で守るべきと思っていた人間に陥れられて、はじめてを奪われてしまう悔しさ。
対妖魔と違い、一切反撃することも出来ずひたすら凌辱されるだけで終わってしまう屈辱。
明確な台詞はありませんが、人間相手に中出しされれば、当然妊娠の危険もあるわけで。
そういうところで、シリーズ中、主人公カグヤの精神的なダメージが一番大きかったエピソードだと思われるわけです。
読んでる側としては、ヒロインには肉体的ダメージと精神的ダメージが両方与えられなければなかなか興奮しにくいので、その意味で肉体的ダメージ優先になりやすいクリムゾン先生の作品のうちでは、なかなかおすすめできるのではないかと。
実際、このあとのシリーズで、妖魔に操られた人間相手のシチュとかもありますが、いまいちソソられないのです。
なお、細かいことを気にしない人はこの巻だけ読めば十分だと思いますが、社長の罠として戦って疲弊させられるシーンを見ていたほうがより興奮するという方は前巻も読まれることをオススメします。

強者レベル:☆☆☆☆
被虐レベル:☆☆☆☆
展開 : ☆☆☆☆

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